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2026/05/11 21:32 ~ なし
第11回 個別指導への違和感
涼介は、いくつかの個別指導塾の体験授業を回っていた。
どこも駅前にあり、「完全個別」「面倒見No.1」といった言葉が壁に並んでいる。
最初の塾では、若い講師が横に座り、数学の問題を一問ずつ一緒に解いた。
「ここはね、こう考えるんだよ」
「じゃあ次、これやってみようか」
説明は丁寧だった。
質問もしやすい。
だが、授業が終わると、すぐに面談室に通された。
「今の学力だと、週4は必要ですね」
「英数は必須で、理社も取った方がいい」
「自習は家では難しいですよね?」
矢継ぎ早に提示されるコマ数。
月謝の見積もり。
涼介は、どこか居心地の悪さを感じていた。
次の塾も、その次の塾も、似たような流れだった。
授業中は、講師がほぼつきっきりで説明する。
分からないところは、すぐ教えてくれる。
問題も、その場では解ける。
けれど――
「これ、俺の力なのか?」
ふと、そんな疑問が頭をよぎった。
説明を聞いているときは分かる。
だが、一人になった瞬間、何も残っていない気がした。
ある塾では、講師がノートに解説を書き込み、「これ覚えてね」と言った。
涼介はうなずいたが、心の奥で引っかかっていた。
覚えるだけで、また同じところで止まるんじゃないか。
さらに違和感を強めたのは、「管理」という言葉だった。
・毎日の宿題
・学習時間の報告
・進捗のチェック
「全部こちらで管理しますから」
その言葉に、なぜか胸がざわついた。
進学校に入るまで、自分は「できる側」だと思ってきた。
もちろん今は落ちている。
でも――
すべてを管理されないと立て直せない人間だとは、思いたくなかった。
家に帰ると、体験で使ったプリントが机の上に積まれていた。
どれも「分かりやすい」はずだった。
なのに、ページを開く気になれない。
「このやり方で、本当に変われるのか?」
答えは出なかった。
ただ一つ、はっきりしていたのは、
今までと同じ“誰かに引っ張ってもらう勉強”では、また同じところで止まるという感覚だった。
その夜、涼介は布団の中で、田中のテストを思い出していた。
あいつは、誰かにべったり教えてもらっているようには見えなかった。
――何か、違う。
その「違和感」こそが、次の扉へ向かうサインだとは、
まだ涼介は気づいていなかった。
▶ 第11回のあとで
もしあなたが今、
- 個別指導を検討しているが、しっくりこない
- 教えてもらっているのに力がついている気がしない
- 管理される勉強に違和感がある
そう感じているなら、それは感覚が間違っていない可能性があります。
大切なのは、「教えてもらうこと」ではなく、自分で立て直せる形になっているかです。
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