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2026/03/16 21:52 ~ なし

【新連載】ブログ小説「Next!」第0回 ~2026年、合格発表 そこに「ありえない番号」があった!~

――すべては、あの日から始まった――

 

2026年3月9日、国立金沢大学。
掲示板の前には、人だかりができていた。

静かなざわめき。押し殺した声。スマートフォンを握る手の震え。

「…あった?」 「いや、まだ…」

誰もが、必死に自分の番号を探している。その中で、一人の少年が立ち尽くしていた。

涼介。

彼は、一歩も動けなかった。

「どうせ、ない」そんな声が、頭の中で何度も繰り返されていた。
学年最下位。模試はすべてE判定。担任からは「大学進学は難しい」と言われた。

――ここに、自分の番号があるはずがない。
そう思いながらも、目は無意識に数字を追っていた。

その瞬間。

「……あ」
声にならない声が漏れた。

あった・・・・・確かに、自分の番号だった。

時間が止まったように感じた。周囲の声が、遠くに聞こえる。
嬉しいはずなのに、涙は出なかった。

代わりに、胸の奥から静かに湧き上がってきたのは――
「信じられない」ではなく、「ここまで来たんだ」という感覚だった。

ほんの一年前。涼介は、まったく別の場所にいた。
机には向かっている。ノートも取っている。問題集も開いている。

それなのに――  

まったく、伸びなかった。

数学は分からないまま進み、英語は単語を見ても意味が浮かばず、テストのたびに順位は落ちていく。
やがて、彼は思うようになる。「どうせ、自分はできない」

気づけば、勉強から距離を取り始めていた。
スマホ。ゲーム。友達との時間。

何かに没頭していないと、現実を直視できなかった。

そして迎えた、高校2年の終わり。
模試の結果は――

すべてE判定。

志望校を下げても、さらに下げても、結果は変わらなかった。

三者面談。
担任は、静かに言った。「このままだと、大学進学は難しいと思います」

その言葉を聞いたとき、涼介は何も感じなかった。
悔しさも、焦りもない。ただ、こう思っただけだった。

「やっぱりか」

だが――

人生は、ある日を境に動き出す。きっかけは、ほんの些細なことだった。

同じように遊んでいた友人。
授業もサボりがちで、テスト前だけ焦るタイプ。そのはずだった。


だが、ある日。
その友人のテスト結果を見た瞬間、涼介は言葉を失った。

英語=学年3位
数学=学年8位

「なんでだよ…」思わず、そうつぶやいていた。
そのとき、初めて気づいた。これは、才能の差じゃない。

何かが、決定的に違う。

その違いが何なのか。
なぜ、同じように過ごしていたはずの人間が、ここまで変わるのか。
その答えを探しに行ったことが、すべての始まりだった。


この物語は、✔ 学年最下位から✔ 模試E判定から✔ 「もう無理」と言われた状態から、どうやって立て直したのかをすべて描いていきます。

奇跡は起きません。

ただし――やり方が変われば、結果は変わります。


次回。

第1回「すべてはここから崩れた」
――進学校で、最初につまずいた瞬間――

この物語は、あなたの「Next!」になるかもしれません。

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